軒天の役割について紹介

家のメンテナンスを行うことはとても大事なことです。家のメンテナスをしっかりしておかなければ、家は劣化していき、耐震性や耐久性が失われていくからです。家にはいろいろなものがあり、それらが家の耐久性や雨漏りなどを防いでくれています。

その中で軒天と言われるものがあります。軒天は軒天井や軒裏と呼ばれることがあるものですが、屋根が外壁から外側に出ている部分を軒、天井のことを軒天と呼びます。普段はあまり気にかけない場所ですが、住まいを真上に見上げてみると軒天を見ることができます。今回はこの軒天の役割について紹介していきます。

 

■軒天の役割

軒天の役割には2つの役割があります。1つは外観を美しくすることです。軒天が無かった場合、下から覗けば屋根裏の野次板や垂木が丸見えになってしまいますが、そうなると見栄えが悪くなります。それらを隠すために軒天は必要になります。

また、延焼を防ぐ効果もあります。通常、屋根の横幅は外壁よりも大きくて張り出しています。この張り出した部分が軒になります。火事などでで窓から炎が出てしまうと直ぐに軒にまで燃え広がってしまい、大惨事になってしまうことがあります。軒天があることで炎が屋根裏まで一気に萌えてしまうことを防ぐことができ、延焼を防ぐ効果があります。

また、屋根裏の換気を行うことができます。軒天に有孔板を使用して軒裏換気口を設置することで屋根裏の内部結露を防ぐことができます。表面に多数の穴が開いた有孔タイプのものを使用すれば、屋根裏に溜まった湿気を外部に排出することができます。防火有孔板は通気のみならず、防火の役割も果たしてくれます。延焼を防ぐ効果と見栄えを良くするという効果があります。

 

■軒天材の材質と特徴

軒天は不燃材系と木材系があります。今はほとんどの現場で不燃材が使われています。

不燃材系の軒天材はケイ酸カルシウム板製のものが主流になっており、これらの材質はセメントやセラミックスを中心にしてつなぎとなる材料を混ぜ合わせています。不燃材系のメリットとしては、耐久性がとても高くて耐火性もあることです。

軒天に耐久性があれば、家が雨漏りなどの症状を起こすことも防ぐことができますし、もし火事になっても元々延焼を防ぐ力がさらに強くなるので、火事による被害を最小限にとどめることができます。

また、不燃材系は模様や柄はいくつもの種類があるので、自分の好きな柄を選びやすいという点もあります。

家の外見を良くしたいと思い、細かい点にも気を配るならば不燃材系を使用するのがおすすめになります。

ただ、不燃材系であれば、重量が若干重めになります。そのため、家の重量も重くなってしまいます。また、価格も高めに設定されているので、軒天を設置するに不燃材系を選択するならば木材系よりも値段は高くなることを覚悟しておく必要があります。

 

不燃材系と別に木材系もあります。

木材系はベニヤやプロント合板が主流であり、中には杉の木や竹、ヒノキ製の軒天もあります。木の美しさを出すことができ、外観を美しく見せることができます。家がウッドハウスならば、軒天を木材系にすれば一体感を生むことができます。良い点としては、木材の美しさもあり、再塗装が可能なところもあります。

再塗装をすることが難しいものもありますが、木材系であれば再塗装ができるので、塗装の費用を抑えることができます。また、軒天も軽くなっているので、家の重量を軽くすることもできます。ただ、木材系であれば、木材独自の反りや色むらが発生するので、軒天として長い時間が経過すると劣化も早くなりやすいです。

また、白アリなどに食べられやすいので、腐食もしやすいです。対策を講じておかなければ直ぐに腐食してしまうので、白アリ対策をしておく必要があります。

軒天内部の換気もしにくく、木材系なので火事が起きてしまうと燃えやすいという難点もあります。軒天としては不燃材系よりも木材系はデメリットが多いため、最近では不燃材系を利用する人が増えてきています。

 

■施工の特徴

軒天の修理をする場合は、下地処理と素地調整を行うことができます。既存塗膜の不具合部分をサンドペーパー等で綺麗に取り除いていきます。軒天を固定している釘などの鉄の部品がある場合にのみサビ止めを塗布します。シーラーやローラーやハケを使用して、軒天をまんべんなく塗布していきます。中塗りと上塗りハケやローラーを用いて中塗りを行います。2回塗りが基本となります。このよう流れで塗装をしていきます。

軒天塗装

■まとめ

軒天の役割としては、外観を綺麗に見せるため、火事になったときに延焼を防ぐため、屋根裏の換気を行うという役割があります。軒天は家に備わっているものでも、あまり目立たないものですが、家を守るための役割を担ってくれています。軒天には不燃材系と木材系があります。どちらもメリットとデメリットがあるので、自分の好きな材系を選ぶことができます。参考にしてください。