軒天の修理を怠ると雨漏りの原因に

軒天とは、家の外壁よりはみ出している屋根の部分を指します。はみ出している部分は庇ですが、庇を下から見た時、天井の部分として見えるのが軒天です。

軒天は外壁を雨から守る役割を果たしているので、これを傷んだままにしておくと本当に雨が屋根の中に入り、家の中も雨漏り状態となり、それが家の基礎にまで影響してしまうこともあります。ですから、軒天も外壁同様、傷んで来たら早目に修理することが家を長持ちさせることに繋がります。

 

軒天は、近年では、隣家からの火事に備えて不燃性の物(ケイカル板)を使うことが殆どです。普通の木材を使うことはまず無いので、工務店等に任せる時も不燃性の物であることを確認した方が良いでしょう。

また最近は台風やゲリラ豪雨等、甚大な被害を引き起こす自然災害が非常に多いように感じました。大田区にある我が家でも2019年に発生した台風15号によって屋根が雨漏りを起こし、結果軒天にまで染み込み剥がれてしまいました。そこで急遽ホームページで「大田区 屋根工事」と調べてたどり着いた街の屋根やさん(http://www.yaneyasan13.net/area/otaku)に相談をし火災保険を使用しながらの屋根・軒天補修工事を依頼しました。

補修方法としてはまず、古くなった軒天を1枚ずつ取り除いていきます。そして、内部の下地が腐食していないかを確認します。腐食している場合は、下地も交換となります。

内部の取り換えが終わったら、新しい軒天素材を打ち付けていって、完成です。軒天の素材は、ケイカル板の他に、スラグ石膏版、屋根にも使うスレート板があり、どれも不燃性です。しかし、順に高価になっていくので、お財布と相談して決めましょう。

板製のベニヤはすぐ燃えてしまうので、上記の3種類の中から選ぶことをお薦めします。